川乗山 (全然ゆるくなかった)
奥多摩の川乗山に行ってまいりました。
初心者ながら月1ぐらいで秩父の5,6百メートルクラスの山に登ったりしてはいたので
「そろそろ初心者コース卒業じゃね?」
的な慢心から次の登山コースをガイドブックで探していると、
川乗山(川苔山←と表記されることもあるみたい)1364m
道中滝あり、渓流ありなんとも良さげな感じ。
早速次の休日始発電車とバスに揺られやってまいりました。
(正確なコースはガイドブックか地形図を参照して下さい。)
想像していた以上の良コース。これだよ。これが俺の求めていた登山なんだよ。
湧き水に手を浸しパチリ。このときはまだ余裕でした。そうこの時は。
百壽ノ滝に感動。今思えばここがこのコースのクライマックス。ここまでで全行程のまだ4分の1。
ここから頂上まではいわゆる
展望なしの岩場の急登
キツイ。
駅の階段を2段飛ばしで1時間ほど登り続ける感じ。
膝と股関節が「もうギブ。ギブだってば」と言い始める。
しかも秩父で充分慣らしたはずの登山靴が「山なめんな」とばかりにくるぶしの上辺りに当たりだす。
いくも地獄、帰るも地獄。というか前門の虎、後門の狼。いや、肛門のピューマだったかな?
心までやられつつ半泣きになりながらも頂上へ。
6月にしては素晴らしい展望。でも頭の中では「無事に降りられるかな」で一杯。
でも
ラーメンは食べまぁぁぁす!
ちなみにこのラーメンパッケージは旨そうですが味は・・・でした。
下げ止らないテンションを奮い立たせ下山。
これまた展望無しのカラマツ林の急な下りを傷めた足をかばいながら3時間ほど歩き続ける。
満身創痍で鳩ノ巣駅にゴール!
いい年をしたおっさんなので顔には出しませんでしたが、心の中では大泣きでした。
「もう2度と来るもんか」
帰りの電車の中で心に誓ったけど、いつかリベンジしちゃうんだろうな。
「男って馬鹿よねぇ。」(←バーカウンターでくわえタバコの桃井かおり風)